ごはん相談室
子犬なのに食が細い。心配する前に確認したいこと
子犬の食欲はもともと波があります。心配せずに様子を見てよいケースと、確認したいサインを整理します。
迎えたばかりの子犬が、思ったよりごはんを食べてくれないという相談があります。「まだ小さいのにこんなに食べないと成長が心配」と焦る飼い主さんも多いですが、まず知っておきたい前提があります。
子犬の食欲はもともと波があるものです
子犬の食欲は、成犬のように毎日安定しているとは限りません。体がどんどん変化していく成長期のため、日によって食べる量にばらつきが出ること自体は珍しくなく、1回や2回の食べムラだけで異常と判断する必要はありません。
歯の生え変わり時期は食べにくさが出ることがあります
子犬は生後数か月の間に乳歯から永久歯へと生え変わっていきます。この時期は歯茎がむずがゆかったり痛みを感じたりすることがあり、硬い粒のフードを避けたり、噛みにくそうに首を振ったりする様子が見られることがあります。時期的なものであることも多く、ふやかす、柔らかいものを選ぶといった工夫で乗り越えられる場合があります。
胃の容量が小さい分、回数を増やす発想も必要です
子犬は体に対して胃の容量が小さいため、成犬のように1日2回のまとまった食事だと、1回あたりに食べきれる量に限界があります。1日の目安量は変えずに回数を3〜4回に分けてみると、トータルでは意外と必要な量を食べられていた、ということもあります。「1回で残す=足りていない」とは限りません。
「個性としての小食」と「心配なサイン」を分けて見ます
体重が成長曲線に沿って少しずつでも増えている、元気に遊んでいる、便の状態も普段通りという場合は、もともと食が細いタイプの個性である可能性があります。一方で、ぐったりして遊びたがらない、体重が増えずに横ばいや減少が続いている、といった様子が見られる場合は、ごはんの工夫で様子を見る段階ではなく、早めに主治医に相談したいサインです。
このページで判断しない方がいいケース
- 急に食べない、ぐったりしている、嘔吐や下痢が続く
- 療法食中・服薬中・健診で異常を指摘されている
- 体重が短期間で大きく増減している
この場合はフード購入より先に主治医へ相談してください。