ごはん相談室
ゴールデンレトリーバーのシニア期、関節と体重管理
大型犬は関節への負担が大きく、シニア期に入るタイミングも小型犬より早いと言われています。体重管理と関節ケアの基本を整理します。
ゴールデンレトリーバーが、散歩の途中で座り込むようになった、階段や車への乗り降りを嫌がるようになったという相談は少なくありません。歳のせいと片づける前に、関節と体重の関係を確認しておきたいところです。
ゴールデンレトリーバーは股関節・肘関節の疾患が比較的多いと言われる犬種です
大型犬は体格が大きい分、関節にかかる負担も大きく、股関節形成不全や肘関節形成不全など、関節に関わる持病が比較的多いと言われる犬種のひとつです。歩き方がぎこちない、片足をかばう、運動後に横になる時間が長いといった様子は、加齢だけでなく関節の状態を反映していることがあります。
体重が増えると、関節への負担はさらに大きくなります
体重が増えるほど、股関節や膝、肘といった関節にかかる負荷は大きくなります。もともと関節に不安を抱えやすい犬種であるからこそ、適正体重を保つことは関節への負担を減らす上で重要な意味を持ちます。
大型犬は小型犬よりも早く「シニア期」に入ると言われています
一般的に、大型犬は小型犬に比べて寿命が短く、体の変化が現れ始める時期も早いと言われています。ゴールデンレトリーバーのような大型犬では、6〜7歳頃から関節や体力の変化を意識し始めるご家庭も多く、小型犬の同年齢とは見る視点を変える必要があります。
体型はボディコンディションスコア(BCS)で確認します
体重の数字だけでなく、上から見たくびれ、横から見たお腹のライン、肋骨に触れた時の感触などを合わせて確認するボディコンディションスコア(BCS)で体型を見ることが勧められています。大型犬は見た目の変化が分かりにくいこともあるため、定期的に触って確認する習慣が役立ちます。
関節のサインは早めに気づいておきたいポイントです
立ち上がりに時間がかかる、階段を嫌がる、散歩の距離が短くなった、じっとしている時間が増えたといった様子は、関節の違和感のサインであることがあります。体重管理や適度な運動は関節への負担を減らす助けになりますが、痛みが疑われる様子が続く場合は、食事の工夫だけで様子を見ず受診を検討してください。
このページで判断しない方がいいケース
- 急に食べない、ぐったりしている、嘔吐や下痢が続く
- 療法食中・服薬中・健診で異常を指摘されている
- 体重が短期間で大きく増減している
この場合はフード購入より先に主治医へ相談してください。