ごはん相談室
健診の尿検査で指摘を受けた。フードを変える前に確認したいこと
尿検査の結果はフードだけでなく体調や水分摂取量にも左右されます。数値だけで判断せず、確認しておきたい点を整理します。
健康診断の尿検査で「気になる項目がある」と言われた。すぐに市販の「尿路ケア」フードを探したくなりますが、指摘された内容によって考えたい方向が変わります。
尿検査で見る項目はいろいろあります
尿比重、pH、尿タンパク(UPC)、尿糖、潜血、結晶など、尿検査にはいくつかの項目があります。指摘された項目によって、考えられる原因や必要な対応は変わります。
結晶や指摘内容によって、食事の意味合いが変わります
ストルバイトやシュウ酸カルシウムなど尿石の種類によって、避けたい食事内容や推奨される療法食が異なります。自己判断で市販の「尿路ケア」フードに切り替える前に、結晶の種類や診断結果を確認してください。
飲水量や排尿の様子もあわせて確認する
尿の色、回数、量、飲水量の変化、排尿時の様子(痛がる、時間がかかるなど)も、原因を考える上で重要な情報です。健診結果と合わせて記録しておくと相談しやすくなります。
参考にしている情報源
このページの内容は、犬の尿検査関連の項目について一般的な考え方を整理する際に、以下のような国際的に参照されている枠組みを参考にしています。個別の診断・治療方針の根拠として使うものではなく、実際の数値の見方や基準値は主治医・検査結果に基づいて確認してください。
- WSAVA(世界小動物獣医師会)およびISCAID(国際的な動物感染症コンセンサスグループ)が示す、尿路関連の考え方など、国際的に参照されている枠組み
- 獣医学領域で広く使われている基準値の考え方(検査項目の基準範囲は動物病院・検査機関によって異なります)
このページで判断しない方がいいケース
- 急に食べない、ぐったりしている、嘔吐や下痢が続く
- 療法食中・服薬中・健診で異常を指摘されている
- 体重が短期間で大きく増減している
この場合はフード購入より先に主治医へ相談してください。