ごはん相談室
BCSは高めなのに、ごはんの量は普通。それでも太る理由
量は変えていないのに体型だけ増えてきた、というケースの背景を整理します。活動量・おやつ・代謝の3つの視点から見直します。
健診でBCS(ボディコンディションスコア)が高めと言われたものの、「ごはんの量は昔からずっと同じで、特に増やしてもいない」という相談があります。食べ過ぎている自覚がないからこそ、見落としやすいポイントがあります。
「量が普通」と「消費カロリーに見合っている」は別の話です
ごはんの量を変えていないというのは事実だとしても、それが今のその子の消費カロリーに合っているかどうかは、また別の話です。以前は適量だった量が、今の生活スタイルには多すぎる、という状態になっていることは珍しくありません。「いつも通り」であることと「今の体に合っている」ことは、必ずしも同じではないということです。
活動量の低下は、ごはんの量の見直しを伴わないことが多いです
散歩の時間が短くなった、遊ぶ時間が減った、留守番の時間が増えたといった生活の変化は、ごはんの量を減らすきっかけとして意識されにくい傾向があります。フードの量を変える判断は「体重が増えてから」になりがちですが、活動量が下がった時点で、消費カロリーはすでに変化し始めています。
おやつやトッピングは「ごはん」としてカウントされていないことがあります
飼い主さんの感覚では「ごはん」は主食のフードを指していることが多く、おやつやトッピング、しつけのご褒美、食卓から少し分けたものなどは、別枠として意識されにくい傾向があります。ですが体にとってはすべてがカロリーであり、少量ずつでも積み重なれば主食の量以上に影響することもあります。
代謝そのものが、年齢や体調で変わっていきます
同じ量を食べていても、年齢を重ねたり避妊・去勢の影響があったりすると、基礎代謝は少しずつ下がっていく傾向があります。つまり「量は変えていないのに太る」という状況は、量の問題というより、体の側の必要量が先に変化していることが背景にある場合が多いです。この「量は普通」という感覚と「実際の必要量」のズレに気づくことが、体型管理を見直す最初の一歩になります。
このページで判断しない方がいいケース
- 急に食べない、ぐったりしている、嘔吐や下痢が続く
- 療法食中・服薬中・健診で異常を指摘されている
- 体重が短期間で大きく増減している
この場合はフード購入より先に主治医へ相談してください。