ごはん相談室
健診でALTが高いと言われた。フードを変える前に確認したいこと
ALTは肝臓の状態を見る指標のひとつです。自己判断で食事内容を変更せず、確認しておきたい点を整理します。
健康診断でALTが基準値より高いと言われた。肝臓が心配になり、サプリメントやフードをすぐに変えたくなるご相談があります。数値だけで判断せず、確認しておきたい点があります。
ALTは肝臓の細胞が壊れると上がりやすい数値です
ALT(GPT)は肝臓の細胞に多く含まれる酵素で、肝細胞がダメージを受けると血液中に漏れ出し、数値が上がりやすいとされています。原因は薬剤、感染症、脂肪肝、腫瘍など多岐にわたります。
自己判断で食事内容を変更せず主治医に相談してください
「肝臓に良さそう」という情報だけでサプリメントや特定のフードに切り替えるのはおすすめできません。原因によって必要な対応が異なるため、再検査や追加検査の結果と合わせて、主治医に相談しながら決めます。
経過を記録しておく
いつ、どのくらいの数値だったか、食欲・元気・便・体重の変化などを記録しておくと、次回の再検査や相談時に経過を伝えやすくなります。
参考にしている情報源
このページの内容は、犬の肝臓関連の数値について一般的な考え方を整理する際に、以下のような国際的に参照されている枠組みを参考にしています。個別の診断・治療方針の根拠として使うものではなく、実際の数値の見方や基準値は主治医・検査結果に基づいて確認してください。
- WSAVA Liver Standardization Group(世界小動物獣医師会 肝疾患標準化グループ)による、犬の肝疾患関連マーカーの考え方など、国際的に参照されている枠組み
- 獣医学領域で広く使われている基準値の考え方(検査項目の基準範囲は動物病院・検査機関によって異なります)
このページで判断しない方がいいケース
- 急に食べない、ぐったりしている、嘔吐や下痢が続く
- 療法食中・服薬中・健診で異常を指摘されている
- 体重が短期間で大きく増減している
この場合はフード購入より先に主治医へ相談してください。