ごはん相談室
健診でALPが高いと言われた。フードを変える前に確認したいこと
ALPは肝臓や骨などに関わる指標で、シニア犬では変動しやすい数値のひとつです。自己判断で食事内容を変更せず、確認しておきたい点を整理します。
健康診断でALPが基準値より高いと言われた。何のフードに変えればいいのか迷うご相談があります。ALPは複数の原因で変動するため、数値だけで判断せず確認しておきたい点があります。
ALPは複数の臓器に由来する数値です
ALP(アルカリフォスファターゼ)は肝臓、骨、副腎など複数の組織に由来する酵素で、犬種や年齢、成長期、ホルモンの影響でも変動しやすいとされています。シニア犬では副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)などが背景にあることもあります。
自己判断で食事内容を変更せず主治医に相談してください
ALPが高いというだけで、肝臓ケア用のフードやサプリメントに自己判断で切り替えるのはおすすめできません。原因の特定には追加の検査が必要になることも多く、主治医と相談しながら方針を決めます。
気になる症状もあわせて伝える
飲水量や食欲の変化、お腹まわりのハリ、脱毛、皮膚の変化などがあれば、健診結果と一緒に伝えると原因の絞り込みに役立ちます。
参考にしている情報源
このページの内容は、犬の肝臓関連の数値について一般的な考え方を整理する際に、以下のような国際的に参照されている枠組みを参考にしています。個別の診断・治療方針の根拠として使うものではなく、実際の数値の見方や基準値は主治医・検査結果に基づいて確認してください。
- WSAVA Liver Standardization Group(世界小動物獣医師会 肝疾患標準化グループ)による、犬の肝疾患関連マーカーの考え方など、国際的に参照されている枠組み
- 獣医学領域で広く使われている基準値の考え方(検査項目の基準範囲は動物病院・検査機関によって異なります)
このページで判断しない方がいいケース
- 急に食べない、ぐったりしている、嘔吐や下痢が続く
- 療法食中・服薬中・健診で異常を指摘されている
- 体重が短期間で大きく増減している
この場合はフード購入より先に主治医へ相談してください。